「シビックタイプR (FL5)」は、先代FK8で高い評価を得たK20Cを採用。出力、トルク共に向上し、走行性能も底上げが果たされている。
そんなFL5オーナーが次に求めるのは、単なるドレスアップではない。タイプR本来のパフォーマンスをさらに引き立てる、“走りのためのカスタム”だろう。
そこで注目したいのが、モータースポーツで培われたノウハウを注ぎ込む「WedsSport」のホイールだ。
軽量性、剛性など、走行性能に直結する要素を高次元でバランスさせたその設計は、FL5のポテンシャルをより鮮明に引き出してくれる。
今回は、WedsSportのラインナップの中でも、レースやタイムアタックといったハードコンディションでの使用を想定した5つのモデルを紹介しよう。
目次
FL5にマッチするホイール・タイヤサイズ
■FL5:純正ホイール・タイヤサイズ
ホイール:19×9.5J+60/タイヤ:265/30ZR19
■チャレンジホイール・タイヤサイズ
ホイール:19×9.5J+45/タイヤ:265/30R19
今回のチャレンジサイズは、新たに19インチが加わった「TC105X FORGED」のもの。FL5の純正サイズとインチは一緒だが、インセットが異なる。
純正ホイールのインセットは60、チャレンジのインセットは45。数値はそのままの長さ(mm)なので、交換することでホイールとタイヤ(の中央)は15mm外側に張り出て、いわゆるツライチ状態に変わる。
ホイールとタイヤが外側に移動することでスタビリティの向上が狙えるが、タイヤのリムやホイールのデザイン面がフェンダーからはみ出たり、折り返しの部分に接触したりするおそれも。
ましてFL5はタイヤの太さから、標準状態ですでにタイヤハウスの余裕がほとんどない。チャレンジホイールを装着するのなら、ローダウンやフェンダーのワイド化等、車両側の調整が必要になることを覚えておこう。
「WedsSport」は、どんなブランド?
モータースポーツに興味があるならば、wedsと聞けば「WedsSport」を連想するだろう。WedsSport はwedsのブランドで、1985年より「SUPER GT(その前身となるグループA)」に参戦し続けてきた。
WedsSportの扱うホイールは実戦で培った技術を注ぎ込み、市販化に向けて最適化を施したものだ。
スポーツモデルを追求したFL5との相性はとても良く、サーキットといったモータースポーツフィールドはもちろん、街中でも強い存在感を見せつけるだろう。
SUPER GTで培った技術を反映:「TC105X」シリーズ
「TC105X」シリーズはSUPER GTで使用される「TC105X GT」の直系に位置する、極めて高い剛性と軽さ、機能美を形にしたようなデザインを持つスポーツモデルホイールだ。
「TC105X」シリーズのデザインは、「TC105X GT」の細く、端正な10本スポークを基本とし、各モデルの方向性に沿って最適化が施される。スポークの細さに目を奪われがちだが、よく見ると、各スポークは左右の側面で形状が異なっているのが分かる。
片側は凸面を持つNフレーム、もう片側はサイドカットと、剛性の確保と軽量化を極限まで求めた末の形状だ。スポークだけではなくホイール全体に、強度を落とさぬよう5軸マシニングを駆使した軽量化が施され、高剛性と共に驚異的な軽さを実現。
またオプションで「TC105X」シリーズ専用ハブフィットセンターキャップが用意される。一見、シンプルなデザインの「TC105X」シリーズだが、極めた機能美がサーキットはもちろん、あらゆるステージで人を引きつける存在感を放つ。
鍛造による剛性と軽さが際立つフラッグシップホイール:TC105X FORGED
WedsSportブランドのフラッグシップホイールに位置する「TC105X FORGED」。「FORGED」は鍛造を意味し、その名の通り鍛造製法を採用している。
これまで18インチまでのラインナップだったが、FL5をはじめとするハイパフォーマンスカーに対応するため、新たに19インチが加わった。
ホイールサイズは17~19インチを設定。1ピース鍛造モデルで、カラーにEJ-TITANを採用している。
サーキットでコンマ1秒を詰めたいオーナーはもちろん、路面からのインフォメーションをしっかりと感じながら走りたいオーナーにオススメだ。
鍛造に迫る軽さ・高剛性を実現した名作ホイール:TC105X
鋳造ホイールながら、鍛造ホイールに迫る剛性と軽さを実現した「TC105X」。販売希望価格も手が届きやすいこともあり、サーキットからストリートまで、走りにこだわるオーナーから支持を得ている。
1ピース鋳造モデルで、カラーはEJ-TITANを設定。ホイールサイズは15~18インチが用意される。FL5には18×9.5J+45 265/35R18が最適だが、そのままではホイールやタイヤの一部がフェンダーから出てしまうため、ローダウン等の調整が必要だ。
タイムとコスト、両方を求める欲張りなオーナーや、高剛性と軽さが生み出す気持ちの良い走りを優先するオーナーに向いている。
シリーズ最新作。獲得した深リムが強い存在感を発揮:TC105X DSR
昨年(2025年)、新たに「TC105X」シリーズに加わった「TC105X DSR」。「DSR」は「Double shift Rim(ダブルシフトリム)」の略で、最新のダブルAFM製法により、高い剛性と強度を獲得。1ピース鋳造モデルながらリムの深みと、これを生かした意匠を可能とした。
ステップリムが強い奥行き感を演出。スポークが短くなったことで、より高い剛性を発揮するとともに、これまでの「TC105X」シリーズと比べて力強い印象を放っている。
カラーは、輝きによりリムの深みを強調するEJ-TITANを採用。FL5のタフさを感じさせるデザインや、ハッチバックのドッシリ感との相性も良好だ。「TC105X」シリーズの流麗さに物足りなさを感じていたオーナーもぜひ検討してもらいたい。
シャープなデザインと輝きが、機能美と流麗さを演出:RN-55M
5組のシャープなツインスポークデザインとサイドマシニングのクリア塗装が、立体的な輝きを強く演出し、リムとセンターの深みを強調。
1ピース鋳造モデルで、カラーは「GLOSS BLACK (グロスブラック)」と「BBM(ブラックブルーマシニング)」を設定。
デザイン、カラー共にFL5のスタイリッシュさとの相性が抜群に良く、機能美も相まって、互いのスポーティさを際立てあう。FL5のデザインを生かしたいなら、最良の組み合わせだ!
タイプRの高性能を出し切るならば、WedsSportのホイールが最適
特別なスポーツモデルとして知られるシビックタイプR。その高い性能をしっかりと受け止め、タイヤに伝えるには、やはり高い機能性を持ったホイールを選ぶ必要がある。
スポーツフィールドで鍛えられたWedsSportのホイールならば、競技に用いても不足を感じることはないだろう。
機能性の高さ、デザイン、タイヤの選択肢、コストなど、ホイールに求める要素をしっかりと見極め、ラインナップから最適なモデルを選んでもらいたい。