世界中でヒットしたライトウェイトオープンスポーツカー、マツダのロードスター。
現行のND型は2015年に発売を開始。曲線とエッジが美しく融合した魂動(こどう)デザインの秀逸さもあり、大いに話題となった。
登場から10年を経て、NDのアフターパーツも充実。スポーツカーという素性から、走りやモータースポーツを意識したカスタムが中心だが、自分だけのNDを目指すドレスアップ派も勢いがある。
今回はwedsがオススメする3ブランド、4種類のホイールを紹介。モータースポーツ派もドレスアップ派も参考にしてほしい!
目次
ロードスターNDにマッチするホイールサイズ
 NDはソフトトップのロードスターと、ハードトップのロードスターRF(以下、RF)と2つのモデルがある。ロードスターとRFは排気量や重量が異なり、これに応じてホイールサイズとタイヤサイズも異なる。
■ロードスター・純正ホイール/タイヤサイズ
 
ホイール:16×6.5J/タイヤ:195/50R16
(オプション設定ホイール:16×7.0J:タイヤ195/50R16)
■ロードスターRF・純正ホイール/タイヤサイズ
ホイール:17×7.0J/タイヤ:205/45R17
ロードスターRFはオプションでブレンボ製キャリパーを設定しており、モデルやグレード、ブレーキの仕様によってマッチするトレードインサイズ、チャレンジサイズが異なる。
もし中古車での購入や個人売買等で購入し、仕様がよく分からない場合は、ホイールを購入する前に専門店や整備工場で確認してほしい。
■ロードスター<ブレンボ製キャリパー装着車>
●トレードインサイズ(対応ホイール)
ホイール:17×7.0J/タイヤ:195/45R17(WedsSport TC105X)
ホイール:16×6.5J/タイヤ:195/50R16(WedsSport TC105X)
●チャレンジサイズ(対応ホイール)
ホイール:16×8.0J/タイヤ:195/50R16(WedsSport TC105X) 
※タイヤ、ホイールのリムやデザイン面がフェンダーよりはみ出る場合があり、また折り返し部分に接触する恐れがある。その場合、サスペンションキットや車高調での車高調整が必要
■ロードスター<グレード:RS・NR-A>
●トレードインサイズ(対応ホイール)
ホイール:17×7.0J/タイヤ:195/45R17(Kranze Versam Klein Form)
ホイール:16×7.5J/タイヤ:195/50R16(WedsSport TC105X)
●チャレンジサイズ(対応ホイール)
ホイール:17×7.5J/タイヤ:195/45R17(Kranze Versam Klein Form、WedsSport TC105X、MAVERICK 1613M 16/17inch、MAVERICK 709M 16/17inch)
※TC105Xはタイヤ、ホイールのリムやデザイン面がフェンダーよりはみ出るので、サスペンションキットや車高調での車高調整が必要です。
※RS、NR-Aでは、1613M、709Mの16インチは干渉するので装着不可となります。
■ロードスター<グレード:S・S Special Package・S Leather Package・S Leather Package V Selection>
 ●トレードインサイズ(対応ホイール)
ホイール:17×7.0J/タイヤ:195/45R17(Kranze Versam Klein Form)
ホイール:16×7.0J/タイヤ:195/50R16(WedsSport TC105X)
●チャレンジサイズ(対応ホイール)
ホイール:17×7.5J/タイヤ:195/45R17(Kranze Versam Klein Form、WedsSport TC105X、MAVERICK 1613M 16/17inch、MAVERICK 709M 16/17inch)
※TC105Xはタイヤ、ホイールのリムやデザイン面がフェンダーよりはみ出るので、サスペンションキットや車高調での車高調整が必要です。
■ロードスターRF<グレード:S・VS・RS>
●トレードインサイズ(対応ホイール)
ホイール:17×7.0J/タイヤ:205/45R17(Kranze Versam Klein Form)
●チャレンジサイズ(対応ホイール)
ホイール:17×7.5J/タイヤ:205/45R17(WedsSport TC105X)
※TC105Xはタイヤ、ホイールのリムやデザイン面がフェンダーよりはみ出るので、サスペンションキットや車高調での車高調整が必要です。
残念ながらロードスターRFのブレンボ製キャリパー装着車には、今回取り上げた「Kranze Versam Klein Form」「WedsSport TC105X」「MAVERICK 1613M 16/17inch」「MAVERICK 709M 16/17inch」は対応していない。
ただし、WedsSportのSAシリーズやKranzeのEVOシリーズなど、各ブランドで対応しているモデルは多いので、車種検索をして他のモデルを検討してほしい。
3ピース構造の複雑なデザインを2ピースで再現:Kranze Versam Klein Form
 
wedsのドレスアップホイールとして、フラッグシップブランドに位置するKranze。
アウターリム、ディスク、インナーリムと、3点で構成される「3ピース構造」を駆使したダイナミックな三次元的デザインが特徴で、「Versam:ヴェルサム)」はKranzeの代表的なシリーズモデルだ。
「Versam」の魅力をそのままに、コンパクトな車両に向けて最適化を施したモデルが「Versam Klein Form:ヴェルサム クラインフォルム」。
リムとディスクで構成する「2ピース構造」を採用し、16~17インチで引き立つ三次元的デザインと深リムを実現した。
ロードスターの魂動デザインと「Versam Klein Form」は相性が良く、ホイールを装着しただけで雰囲気が一変。
ボディとホイールが互いを引き立てあい、鎧兜のような勇ましさと一体感のあるラグジュアリーな気配を漂わせる。
エアロパーツを装着し、ダウンサスで車高を調整するなど、手を入れれば入れるほど勇ましさが強調される!
ロードスターに荒々しさを盛るなら最適:MAVERICK 1613M 16/17inch
 
 Kranzeと並んでwedsを代表するブランドのMAVERICK。
デザインの自由度が高い2ピース構造を採用し、スポーティさとユーロを兼ね備えたデザインと、深リムによる大口径感が特徴のシリーズだ。
ロードスターに対応する「MAVERICK 1613M 16/17inch」は、繊細な13交点メッシュデザインの「MAVERICK 1613M」を、コンパクト車両に向けて最適化を施したもの。
メッシュの繊細な造形はもちろん、ピアスボルトや深リムもしっかりと再現され、16~17インチとは思えない力強さと大口径感を漂わせている。
サスペンションキットや車高調でダウンサス化することで、ロードスターに尖ったアグレッシブさをまとわせることができる。
定番のデザインを生かしてクラシカル風カスタムに用いてもいいだろう。
ロードスターのユーロ感を引き出せ!:MAVERICK 709M 16/17inch
 
 先の「MAVERICK 1613M 16/17inch」と同様に、「709M 16/17inch」は名作「709M」をコンパクトな車両に向けて最適化したモデルだ。
深リムの奥行きと力強いコンケイブが、9本のY字スポークを美しく強調。
迫ってくるようなダイナミックさと上品さを両立させる。 
ロードスターに装着することで、魂動デザインのユーロな雰囲気が強調。
ユーロスタイルカスタムを目指すならピッタリの組み合わせだ。またダウンサス化を施すことで、矢尻のような鋭さと緊張感を漂わせる。
本物と本物を組み合わせて生まれたプレミアム感:WedsSport TC 105X
 
モータースポーツファンならば、wedsと聞けば真っ先に連想するWedsSportブランド。
特にフラッグシップの「TC105X」は、SUPER GTをはじめとする実戦で鍛えた「TC105X GT」をベースとし、市販向けに最適化したもの。
他には真似のできない戦闘力と極めた機能美を持ち、装着した車両を一気にスポーティに仕上げる。
 世界に通じるスポーツカーとして、性能とデザインを磨き続けてきたロードスターと「TC105X」との相性は極めて良く、走りの風格だけでなく互いのプレミア感をも高め合う。
標準の車高での軽快感も魅力的だが、走りの本気感を出すなら、車高調などを装着して車高を調整するといいだろう。
唯一無二のロードスターを作ってみないか!?
 wedsでは紹介した4つのモデル以外にも、ロードスターに適合するホイールを多数、ラインアップしている。スポーティを極めるのもいいが、ユーロやアメリカン、レトロなカスタマイズも大いにアリだ。
オーナーの数だけカスタムの方向性はある。自分だけのロードスターを作り、その格好良さを皆に広めよう!